真のコミュニケーション

 コミュニケーションについて悩んでる人多いと思う。自分もその一人である。悩んだ末に頼るのは、自己啓発本やコミュニケーションテクニックの本などである。しかし、そんな本を読んでも根本的な改善にはならないと思う。コミュニケーションというのは相手が合って成り立つものだ。相手との相互作用であるから、自分だけが奮闘しても本当のコミュニケーションというのは成り立たない。相手の反応はお構いなしに一人で適当なことを喋って、それで口達者だと思うのは違うだろう。まず必要なのは、相手を見ること。相手を見て、そして自分の心が思ったことを言葉に出す。この単純なことが必要であると思う。

 相手を見るというのはジロジロ見ることではない。雰囲気や瞬間的に目に入ったものを感じ取るということである。無意識ちゃんが瞬時に情報を脳内に入れてくれているので、そのメッセージを受け取るのである。相手を見る時に、小手先のテクニック(相手が腕を組んだら拒否を示しているとか)など不用で、大事なのは、自分がどう感じているか、それに敏感になることである。つまり自分の心に素直になるということである。

 人は心に装甲を着けている。それはトラウマだったり、愛情不足だったりが原因だ。その装甲を剥がさなければ、本当に素直になるということは出来ない。装甲を剥がすには、自らの気付きによってしか出来ない。自己と対峙すること。そのために過去を振り返ったりすることも必要なのである。小学生の頃の純粋な自分が本当の自分なのだ。そこに自分の全てがあると思う。

 真のコミュニケーションを取るためには、まず自分に素直になること。そして相手を見ること、つまり、無意識に感じ取ったメッセージを読み取ること。その上で、言葉を発すること (笑) 。これが出来れば、なんとなくウマが合うという関係性が出来ると思う。